理科系の作文技術
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理科系の作文技術

おすすめの本

木下是雄 中央公論社 720円 1981/9/25初版


感想 5点(5点満点中)
読書期間:2004/5/3〜5/14
「論理的文書力が向上する本」
 私は自分のホームページを通して、年に数回取材を受けます。簡単な取材の場合は、メールで私が書いた原稿を送ります。その原稿はライターがきちんと読ませる文書にまとめ、雑誌に掲載されます。ライターが書いた原稿と私が最初に書いた原稿を見比べると、自分の文章力の低さを思い知ります。素人とプロの差は歴然でした。

 社会人になって中堅にもなると、多数の第三者に向けた文書を書く機会が増えてきます。また、このホームページでも、たくさんの人が私の文書を読んでいます。自分の文書力を向上させる必要性を感じる機会が増えるようになりました。そんな時、続「超」整理法・時間編(野口悠紀雄著)を読んでいて、本書を知りました。野口氏はかなり強く本書の一読をすすめしていました。

 本書の目標は理科系の若い研究者・技術者、学生に表現技術(作文技術)のテキストを提供することです。視点として、「さきに結論を出してから本文をかく、トピックセンテンスはパラグラフの最初に書く、事実と意見との区別する」の3つが特に感じ入りました。内容の的確さに、版を重ね20年以上も読まれている理由がわかります。

 理科系でなくても、論理的な文書を書く能力は必要です。仕事でもプライベートでもその場面はあります。本書を読んで、作文技術を理解し実践すれば、文書力がもう一段アップすると思いました。



要旨
1.序章
この書物の目標は、理科系の若い研究者・技術者、学生に表現技術(作文技術)のテキストを提供すること。
仕事の文書とは、理科系の人が仕事のために書く文書で、他人に読んでもらうことを目的とするもの。事実と意見のみで、心情的要素は含まない。
心得:主題について、述べるべき事実と意見を十分に精選し、それらを事実と意見とに峻別しながら、順序よく、明快・簡潔に記述する。

2.準備作業(立案)
文書の役割を確認する。読者はこの文書に何を期待しているはずか。
主題とは、その文書で主として何を叙述するのか、何を論ずるのか。一文書一主題が基本。
オリジナリティはなまの情報(自分自身が直接ことに当たりものに当って得た情報)で出す。
目標規定文:主題に関してあることを主張し、または否定しようとする意思を明示した文(センテンス)。
本文を書き始める前に、目標規定文をまとめてみるべきだ。さきに結論を出してから本文をかくということ。

3.文章の組み立て
記述の順序は、起承転結、重点先行主義、序論・本論・結びのパターンがある。
本論の叙述の順序は外観から細部へ。
文書の構成案の作り方は、スケッチノート法やカードによる整理・収束法がある。


4.パラグラフ(段落)
通例として、そこで何について何を言おうとするのかを一口に、概論的に述べた文がふくまれる(トピックセンテンス)。
トピックセンテンスはパラグラフの最初に書く。仕事の文書に関するかぎり、重点先行主義が原則。


5.文の構造と文章の流れ
一つ一つの文は、読者がそこまでに読んだことによって理解できるように書かなければならない。
わき道の話しが長くなる場合には、脚注にする方がいい。
逆茂木型の文章を書いてはいけない。
少々くどいと思っても、論理の鎖の輪をはぶいてはいけない。


6.はっきり言い切る姿勢
「であろう、と言ってよいのではないかと思われる、と見てもよい」などの表現はやめよ。
「ほぼ、約、ぐらい、たぶん、ような、らしい」などのぼかし言葉はやめよ。
明確な主張をすること。


7.事実と意見
事実と意見との区別が格別に重要。
事実とは、証拠をあげて裏づけすることのできるものである・
意見とは、何事かについてある人が下す判断である。
理科系の仕事の文書に書き込む意見は、事実の上に立って論理的に導き出した意見でなければならない。


8.わかりやすく簡潔な表現
文は短く → 三つの心得
 書きたいことを一つ一つの短い文にまとめる。
 それらを論理的にきちっとつないでいく。
 その文の中で何が主語かをはっきり意識して書く。
格の正しい文を書く:ねじれた文(主語が途中で入れ替わった文)を書かない。
まぎれのない文を書く:修飾語を置く位置を、修飾すべき後に密接させるのが原則である。
読みやすさへの配慮:受身の文は少ないほどいい。むずかしい漢字は必要最小限しか使わないようにしてほしい。字面は白く。


9.執筆メモ
書いた「年」を入れることが大切
原稿の書き方、図と表の書き方の詳細。

10.手紙・説明書・原著論文

11.学会講演の要領
読むのではなく話す。
以上

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