賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか

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賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか

おすすめの本

ゲーリー・ベルスキー、トーマス・ギロヴィッチ著 鬼澤忍訳 日本経済新聞社 1,575円 2000/9/18初版


感想 4点(5点満点中)
読書期間:2004/5/15〜5/21
「お金の使い方における心理学」
 木村剛の「投資戦略の発想法」という名著があります。この本でおすすめされていたのが、本書です。尊敬できる木村剛のいうことだから、素直に読んでみようと思ったのが購入したきっかけです。
 本書は投資を心理的な側面-行動経済学-からアプローチしています。 「カジノで儲けたお金も、給料も、税金の払い戻しも同じ価値を持つ。しかし、心理的にまったく別のもの、別勘定としてしまう。お金を別々に分類する傾向のために、人々がお金を向こう見ずに使ってしまう。」 これを心の会計といって戒めを与えています。
 ほとんどの個人投資家が平均的収益を上回れない主な理由は、投資について実際よりもよく知っていると考えるためです。よって、最終的な投資手段としてすすめているのは、インデックスファンドです。
 投資といわず、お金の使い方、さらにビジネスでも、本書からの示唆が有効に使えます。単なる技術論ではありません。お金の使い方について新たな視点を得ることができる良書です。



要旨
プロローグ 賢いはずのあなたがなぜ無駄づかいするのか
1 「心の会計」
カジノで儲けたお金も、給料も、税金の払い戻しも同じ価値を持つ。しかし、心理的にまったく別のもの、別勘定としてしまう。
お金を別々に分類する傾向のために、人々がお金を向こう見ずに使ってしまう場合がある。
クレジットカードはお金の扱い方を変える直接の原因になる。カードを使うとお金の価値が下がるように感じるため、普通なら使わないで済むお金を使ってしまう。
クレジットカードのない世界を想像してみる。
森でなく木を見る。構成部分を別々に見る。
お金を使う前に時間をおく。
すべての収入を働いて稼いだものだと想像する。
心の会計をうまく利用する。給与控除を利用する。


2 五十歩百歩
損失を避けようとする時は危険をいとわず、確実な利益を手にできる機会にはより慎重になる。
投資家は値下がりしている株よりも値上がりしている株を売ることが多い。
どれくらいの損失に耐えられるかテストする。
投資を分散する。
全体像に焦点を当てる。ポートフォリオ全体で損益を見る。
過去を忘れる。今まで使ったお金は諦めること。
損失を利益に変える。
ウェーバーの法則を利用する。
自分の投資をあまり気にかけない。


3 正体のわかっている悪魔
生活の中で直面する選択肢が多くなればなるほど、人々は何もしなくなる。24種類より6種類を見せた方が高倍率は上がる。
決定を延ばせば延ばすほど決断しにくくなる。
極端の嫌悪:選択肢の中でどちらか極端にあるものよりも、中間にあるものを選びやすい。
現状維持の傾向:慣れ親しんだものに執着し、物事をあるがままに維持しようとする。
所有効果:自分が所有しているものを、同じ物を他人が持っている場合と比べて過大評価しがち。
人々は現金で払う費用を重視しすぎ、機会費用を軽く見すぎる。
後悔の嫌悪:後悔の苦痛と失敗した場合の責任を取るのを避けたがる。
後悔しないですむように、あるいは現状を維持するために、常に高いお金を払っている。
 お金を銀行口座に預けたままで収益の高い投資に使おうとしない。
 比較的安給料の仕事にとどまって高い給料の仕事に転職しようとしない。
 株を売り損ねたために価格が下がってしまう。
 買おうかどうか迷っているうちに値段が上がってしまう。
二十年経てば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる。byマーク・トウェイン
決めないと決めるのも1つの決定であること忘れない。
機会費用を忘れない。
自動操縦にする。定期定額買いにしてみる。


4 数字への無関心
短期的な成功に目を奪われない。
投資の成果に運が果たす役割は、あなたが考えるよりもはるかに大きい。それゆえ、平均株価に頼るべきである。
時間の影響を知る。


5 錨をあげる
追認へのバイアス:新しい情報を選んだものに有利に解釈する傾向がある。錨を下ろしてしまう。
損得勘定を紙に書き込んでみるといい。
他人の意見に耳を傾ける。
確かでない時は調査する。
現実的になる。最後に控えめであれ。


6 自尊心の落とし穴
個人は自らの失敗に学べる。自分の行動経済学的欠点を見きわめ、理解することによって、それを修正してお金に関する自由を手にできる。
楽天主義は自信過剰とも考えられる。

自信過剰
乗客を乗せていないボーイング747旅客機の重量を推定してみよう。正解がその間に確実に入るように2つの数字を選んでください。
今度は月の直径を推定してみよう。

自信過剰は他人と比べて自分の資質を非現実的なほど高く評価する。
こういった問題を10問だしたら、大多数の人が4問から7問間違えた。
旅客機や月の実際の数値を推定し、そこから上下に範囲を広げて二つの数字を決めるのである。最初に推定した数字はまったく的外れである可能性が高い。
最初に根拠薄弱な推定に固執するのは、自信過剰にとらわれている証拠である。
(答えは、ボーイングは175トン。月の直径は3480キロメートル)

株や債券をうまく選べると思うのは大きな間違いだ。
数万人の個人投資家の取引記録を分析した。
個人投資家は、値上がりしている株を売り、値下がりしている株を持ち続ける。
最も頻繁に株を取引する個人の投資成績は特別に悪い。
ほとんどの個人投資家が基準となる平均的収益を上回れない主な理由は、投資について実際よりもよく知っていると考えるためだ。
行動や信念の正しさが確証されると、人は自分にはそれだけの実力があると考えるが、反対に行動や信念が間違っていたことが証明されると、自分にはどうにもできなかった他の原因のせいにするのである。
所有効果:自分の個人的経験によって知っているものに、価値をおきすぎる傾向を持っている。
自分の能力を過大評価しているかもしれないから、投資の仕方(お金の使い方)を見直す必要がある。謙虚になってもらいたい。大部分をインデックスファンドに振り向けてほしい。


7 それは噂で聞いた
情報のカスケード:人々は周囲に流される傾向がある。
人気株は避ける。
投資対象とはデートするのではなく、結婚する。
雑音には耳をふさぐ。
逆張り投資家になる機会をさがす。


エピローグ それでどうなるのか
あらゆるお金を同じように扱う。
損失による失望は、利益を得る喜びより大きい。
使ってしまったお金に意味はない。
どういう見方をするかですべてが決まる。
数えるのが面倒でも、すべての数字を大事にする。
小さいことを重視しすぎない。
自信は勘違いであることが多い。
失敗を認めるのはむずかしい。
トレンドはフレンドではない。
小さい損失には自家保険をかける。
インデックスファンドに乗りかえる。
投資を分散する。
資産を再吟味する。
給与控除プランを設定する。
お金の使い方を追跡する。
以上

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